AfterEffectsのプロキシ
AfterEffectsで作ったカットを繋ぐ編集をするとき、
コンポごと無圧縮AVIやmov、mp4で書き出してからカット繋ぎ編集をして
納品などの最終書き出しなどを行う思うのですが、
コンポごとの書き出しでmp4が一番容量が軽くて使い勝手も良い反面、
最高画質で書き出したとしても拡大して見ると細かい部分のディテールが少し潰れているのが
わかり、発色も少し落ちたりしています。
コンテンツを消費する視点では気にならないレベルですが、
例えばせっかくブラシ設定で作ったザラザラ感を出したものやテクスチャを重ねて
質感を出したものが拡大してみるとのっぺりボケたりして、
この状態から最終書き出しをするとさらにのっぺり感が追加されるわけで、精神衛生に良くないです。
無圧縮AVIの場合は8秒で500MBだったり容量を圧迫し、プレビューが遅く
カット繋ぎ編集で何度も大容量でガリガリと書き込みがされるとHDDの寿命もすぐ短くなってしまいます。
この解決策としては…
AfterEffectsのプロキシを使います。
プロキシは存在は知っていて、今まで1度くらいは触ったのですがあまり意識して調べたりはしてませんでした。
使い方としてはプロジェクトパネルでコンポを右クリックでプロキシ作成かプロキシ設定で低画質で書き出された
コンポの動画を読み込みます。
これで低画質でプレビューが早く、カット編集がしやすくなり、
また繋いだものを最終で書き出すときレンダリング設定で「プロキシを使用しない」(デフォルト)をチェックすれば
コンポの最高画質(=無圧縮AVIと同じ)で書き出せます。
HDD容量も節約出来て、HDDも傷つけずに済み、編集がしやすく
最後は不要な手間を取らず最高画質で書き出せると良いことだらけです。
ただしコンポ内を編集して変更した場合はプロキシの動画をもう一度直して置き換えて作業したりします。
しかしコンポ内の変更が動きのタイミングや大きな絵の変化でなければ書き出し直さなくても良いですね。
プロジェクトパネルなどでプロキシのオンとオフが出来て
「低画質」⇔「コンポのオリジナル画質」で切り替えが一瞬で出来るので、
RAMプレビューを一瞬で行えるような感覚です。
DAWなどでフリーズ機能というものがこのプロキシに該当して、
容量が重くCPU使用率が多い生音源などで演奏したりエフェクトを重ねて重くなってしまったものなどを
wavなどでTMPで書き出して軽い状態で編集したりします。
最近意識しているのは、「早い編集」、「容量が軽い」、「設定が容易」、の3つです。
これらは積もりに積もると集中力や作業ペースに大きく影響するので注意したい所です。
- 2017.10.02 Monday
- アニメ
- 16:56
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- by ホウジョウ